7月7日。
七夕の日。
妹家族が来てくれました。
3日に前立腺癌だとわかり、そのことを伝えてから初めてソランに会いにきてくれた日でした。
その頃、薬の効果が出ていて、ソランは以前よりも元気そうに見えていました。
皆、心配してくれていましたが、変わりなく見える姿に安堵していました。
みのりがカバンから黄色いボールを取り出し、
「ソラン」と笑顔で声をかけ、ソランに向かって転がしました。
コロコロとソランの前から横へと転がっていくボールに、ソランは無反応でした。
この時のみのりの、言葉なく、がっくりとした、淋しそうな顔が忘れられません。
そして、私に、「頑張ってね」と、キーホルダーをくれました。
ソランと私を思い、学校帰りに買ってきてくれたそうです。
嬉しくて涙がこぼれました。
七夕。
ソランにとって最後の七夕でした。
皆で七夕飾りを作りました。
庭に生えていた笹を切って、作り始めたのが夜11時近く・・・。
今日中に「短冊だけは書こう!」と焦っていたためか、
ちゃんと撮影をしておらず、こんな写真しかありません・・・。
飾り付けを待つソラン
みんなソランへの願いを短冊に書いてくれました。
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ソランがいつまでも元気でいられますように。
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ソランが1日でも元気に過ごせますように。
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ソランがずっと幸せに日々を過ごせますように。
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ソラン がんばれ!!
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ソランの病気が少しでも治って、少しでも長く生きられますように。
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ソラン
私もソランのこと短冊に書いてお願いしたんだけど、その願いは叶っていたのかな?
いつか教えてね。