今思うと、
ソランが旅立った日、その翌日にも、早々にソランはメッセージをくれていたように思います。
あの時は、「なぜ今なのだろう?」と、思うばかりでしたが、
意味があったのだと、今は思っています。
ソランが旅立った日。
Y様と同じで、大切な我が子を見送られ、
悲しみの日々を過ごされていらしたK様から、
新しい家族を迎えられたとのメールをいただいていました。
C君が旅立ってしまった後の、K様からのメールは、
Y様と同じで、最愛の我が子と遠く離れてしまった寂しさに溢れていました。
それでも、いつかまた、C君に会った時に恥ずかしくないように頑張らなくてはと、
前を向き、懸命にお仕事をされていらっしゃいました。
「また悲しい思いをする時がきても、ワンちゃんとの毎日が楽しく過ごせることのほうが沢山ある。。。そう思うのもCのおかげだなと思います。」
そうメールに書かれていらっしゃいました。
ソランが旅立った数時間後にこのメールを拝見した時には、
とても複雑な気持ちでした。
大変失礼なことと承知していましたが、お返事もできませんでした。
今思うと・・・
K様から、あのタイミングでメールをいただいたのも、
ソランのメッセージだったのかなと思うのです。
「ボクは旅立ったけど、必ず笑顔になれる日がくるよ!」
そんなメッセージだったのではないかと。
そして翌日。
前日旅立ったソランと、ふたりきりの朝を過ごしていました。
とても苦しい時間でした。
そんな時に、玄関のチャイムが鳴りました。
荷物が届きました。
送り主の欄のお名前が、ソランと同級生のS君のママでした。
ソランの15歳のバースデープレゼントを作家さんにオーダーしてくださっていて、
お届けが7月になります、とお聞きしていたので、そのお品を送ってくださったのだなと思いました。
ソランが旅立った翌日だったので、複雑な気持ちになり、箱を手に、涙が止まらなくなっていました。
気持ちを落ち着かせて、箱を開けさせていただくと、
そこには、クレイで作られた半立体のソランと、綺麗なラインストーンが取り付けられたフレームが入っていました。
そのソランの表情が、ソランそのもので、また涙が溢れ止まらなくなっていました。
なぜ、今日なんだろう・・・?
その時、そう思っていました。
作品を作ってくださったのは、S君のママと私と、共通の知り合いの作家さまでした。
ソランズをはじめた時からお世話になっていて、ソランのこともずっと見てきてくださった方でした。
後でお話をお聞きしたのですが、送ってくださったフレームが完成したのが、前日7月17日だったそうです。
「ソラン君が知らせたのかもしれないね。。。」
と、仰っていたそうです。
あの時、
悲しみの中にも、心がふわっとする・・・というか、暖かくなる・・・というか・・・、
うまく言葉にできないのですが、心の中に、そんな動きがありました。
ソランを見て、ソランを思って、作ってくださった。
あの時の涙は、思いがけず手にした心のこもった手作りのソランに、うれし涙が溢れたのだと思います。
あの日、あの時の気持ちを忘れずに、
私も、作り手であるのなら、喜んでいただけるものを作っていこう。
今、しみじみと、そう思っています。
こんな気持ちにさせてくれたのも、ソランだったのかなと思うのです。
早々にメッセージを伝えたのに、理解してもらえず、なかなか動かないから、
Iさまのメールに乗せて、再度メッセージを伝えてきたのでしょうか。。。
ソラン、ごめんね。
だめな母だね・・・。
新しい家族B君を迎えられたY様からいただいたハガキの中の一文、
「又、犬とすごせることを幸せにおもいます。」
Y様のこの言葉が心に広がっています。
「ボク達犬って、本当に素晴らしいでしょっ?♪♪」
そんなソランの声が聞こえてきそうです。
「うん!すっごーーーーーーーーーーく素晴らしい!!」
そう言って、ソランが嫌がるくらいキスしたいです。
あ!
そうそう!
あのサークルの中にいたシュナ君なのですが、
気になってお店のHPをチェックしていたのですが、
生後9ヶ月になった日に、「売約済」となっていました♪
とても心配で、ずっとお店のHPを見ていたのです。
最近撮影されたシュナ君の画像が載っていたのですが、
私が見たときよりも大きくなっていて、更にソランに似て見えていました。
9ヶ月になるまで、名前も呼んでもらえないのだと思うと、胸が痛くなっていました。
すごく気になっていた子なので、
やっと家族に迎えられたこと、とっても嬉しかったです。。。
幸せになってね。。。シュナ君!