RoomNumber 801  Shuna & Bell





「ママ!あたいはベル兄ちゃんの分もバスケに入れてあげたのに、

ベル兄ちゃん、まだ迷っているんだよ〜〜〜!」

と、大好きなおやつが入ったバスケを前に、ちょっと不満顔のシュナちゃん。

「だってぇ・・・ボクは猫だもん・・・ワンコばっかりのとこには行けないよー。」

うつむいてポツリとそうつぶやくベル君。

シャイな兄貴の言い訳に、シュナちゃんも溜息ついてうつむきます。

どうしてもふたりの意見が合いません。

そこでふたりの仲裁に入ったママ。

「ベルちゃん!管理人のソラン君がベルちゃんにとっても逢いたいんだって!

ベル君のために爪とぎやオモチャも用意してくれているのよ!」

ママのその言葉に気をよくしたベル兄貴!

「じゃーボク行ってみるよ。」

と、うつむいたままポツリとひとこと。

あくまでもシャイでひかえめなベル君なのでした。





801号室に引っ越してくるまでの小さな騒動も今では笑い話。

フレンド館の住人さんたちは、猫のベル君を満面笑顔で迎えてくれて、

ベル君もはにかみながらも笑顔を見せてくれました。

無事にお引越しを終え、すっかり疲れてしまったふたりは

そろってお昼寝モードに突入してしまいました。

さぁ!これから801号室がふたりのパラダイスになりますように!!

フレンド館の住人のみなさん!シュナ&ベルをよろしく!


Photo & Story By RUMI