RoomNumber 803  Onigiri


703号室に住んでいるクンクンとヨッチャンの弟のおにぎりくん。
 
     クンクンにフレンド館の楽しいお話を聞いて、フレンド館に住むのが夢でした。
 
     1才を過ぎたので、ようやくクンクンとヨッチャンからお許しが出て
 
     いよいよ一人暮らしの始まりです!
 
     でも、やはり心配なクンクンとヨッチャンは、すぐに飛んで行ける様に自分たちの上のお部屋に

おにぎりくんのお部屋を予約しておきました。
 
     「もうぼくは大人ですからぁ、心配ないですぅ!」とまだまだ小さいけれど怖いもの知らずのおにぎりくん。
 
     おにぎりくんが大好きな日向ぼっこが出来る日当たりの良いお部屋。
 
     お引越しが一段落したところで様子を見に行くと・・・・・・・アレレ?
 
     どうしたの?おにぎりくん。そ・・・その格好は・・・・。疲れちゃったの?具合でも悪いの?




 
     
「ううん・・・・違うんですぅ。あんまりにもポカポカして、ぼく、眠くなっちゃったですぅ・・・・」
 
     「それにね・・・・チョットだけ・・・チョットだけ・・・・ホームシックにかかっちゃいましたぁ・・・」
 
     「今晩はクンクンにーちゃんのお家にお泊まりしますぅ。  ええと・・・明日も・・・・」
 
     おやおや、あの怖いものしらずのおにぎりくんの淋しそうなお顔。大丈夫かな?


 
 
     その次の日・・・・「ぼく、おにぎりですぅ。遊びに来て下さい〜♪」
 
     とっても元気な声で電話をもらって、急いで玄関のチャイムを「ピンポ〜ン♪」




 
     「ハプッ!ハプッ!ぼく元気になったんですぅ!フレンド館は最高ですぅ!
 
     そうそう、もうすぐ3時ですぅ。一緒にクンクンにーちゃんとヨッチャンの所におやつを食べに行きましょう!」
 
     ドアを開けてくれたおにぎりくんのとっても元気な笑顔!
 
     よかったよかったおにぎりくん。
 
     これからもっともっと楽しい事が待っているからネッ!
 
     フレンド館のみなさん。やんちゃなおにぎりくんだけれど、どうぞよろしくネ♪ 









Photo&Story By marie