3月3日 ひなまつり





今年のおひな様、人気だったのは、オーソドックスな「御雛」でした。

「御雛」と「立雛」が出来たことだし、来年は小道具を頑張ってみようかな〜と思っているところです。

ご注文くださいましたお客様、本当にありがとうございました。。。





さてさて。。。

我が家のおひな様はすごいんです。

何がすごいかっていいますと・・・





笑っちゃうくらいの数のお人形が並びます。

しかも、ただただずらりと並べただけ。



「ソラン!どこにいるの〜〜〜?!」






ソランもこのご一行様には毎年興味津々。。。

おひな様、お内裏様、三人官女、五人囃子、右大臣、左大臣、仕丁三人、計15名×2で、

総勢30名様!!!

きちんと飾ってあげられるといいのですが、2セット飾る場所もなく・・・

毎年箱から出して、光を感じさせてあげることしかできていません。



このひな人形は姉の初節句の時に、母方の祖母と、父方の祖父からいただいたものです。

今は両家合同で購入することも多くなっているとのことですが、

本来はひな人形は母方の方で贈るのが慣わしですよね。

母方の祖母が贈ってくれるとの話があったのですが、持ってきてくれるのが遅かったとのこと。

まだかまだかと心配した一緒に暮らしていた祖父。

「もうちょっと待ってください」と母は言ったそうなのですが・・・

これはもう持ってこないのではないか・・・と買ってきたのが7段飾り。



その次の日。

母方の祖母が、大きな箱を背負ってやってきたそうで・・・

ずらりと飾られたひな人形を見て、箱を背負ったまま縁側でがっくり腰をおとした祖母の姿を、母は今も忘れられないと言います。

その頃は配送とかなかったのでしょうか?

いえいえ、喜ぶ顔が見たかったのですよね。

ガタンゴトンと遠くから電車に乗って、大きな箱をかついで駅から延々歩いて。

「喜んでくれるかな。。。」って、きっと笑みがこぼれたりしていたのではないか。

その時の祖母の気持ちを思うと涙が出てきます。



祖母の思い、祖父の思い、ぎゅうぎゅうにこめられたひな人形。

嫁いでいった姉のひな人形ですが、今では私のひな人形のような気がするくらい愛着のあるお人形たちです。。。